コーチングとコーチの覚悟

体験コーチングからの気づき


「しっぽの先が見えてきました」



体験コーチングを受けられた
男性の言葉(’-’*)♪



爽やかで力のこもった声だったので、
しっぽの先に自分への
「信頼」や「肯定感」が
芋づる式に見つかる手応えがありました。



コーチングって
安心安全な場を提供するけど、
そんな安心安全な場があるからこそ、
相手をジリジリと崖っぷちに
追いつめたりするんですよね(≧∇≦)



相手が崖っぷちに立たされても、
そこから落っこちない、
という信頼感。



こいつなら指1本でもぶら下がる。



こいつならそこから何かつかむ。



なんかコーチングって
真逆の状態を
平気でやってますね(^^)



でも、崖っぷちから生還?
したからこそ、見える!気づく!
ものがあります。



今回の彼は、
「話をするだけでこんなに
気づけるんですね~。」


いえいえ、
結構追い込んだ?質問をしたけど、
その素直さと柔軟性が強みです!



とっても愉しい時間でした。!


・・・・・・


ところで、
安心安全な場を提供しながら
崖っぷちに追い詰めるコーチ。



看護師のやってることと
似てるなあと思います。



救急外来で夜勤をしていた時、
搬送されてきた50歳代の男性のことを
思い出しました。



飲み会のあとに、
側溝に落ちて脊髄損傷。



首から下が動かなくなりました。
一生。



いくら言葉をオブラートで包んでも、
その事実は変わりません。



医師は誠実に、
でもはっきりと
真実を告げていました。



あまりの事態の急展開に
男性はついていけてないし、
医師の言葉に
自分勝手な解釈のオブラートを
ぐるぐる巻き付けてます。



そのぐるぐるオブラートを
ゆっくりと剥がしながら、
相手の思いを聴いていくのが
看護師の役割と思っていました。



何もしない。



理不尽に感じている
相手の話をただ聴く。



この逃げない覚悟が相手に伝わるのか?
崖っぷちに指1本で
ぶら下がる状況に突然追い込まれながらも、
ちゃんとよじ登って来るんですね。



絶対に落ちない。



人間って強い!



この落ちるか落ちないかの
見極めが大切なんですが。



コーチングを始めて半年ですが、
コーチでも看護師でも、
立ち位置は同じなんだと感じています。



人間の可能性というか
生きようとするバイタリティーを信じる。



絶対に最悪な状況には
陥らない。



ただコーチに覚悟が必要。



この覚悟には、
一緒に落ちる覚悟も含まれます。



以前の私は、
一緒に落ちる覚悟はあったけれど、
戻る地点をチラ見してました。



でも、帰る地点に意識がいくと、
その微妙な意識のゆれが
相手の意識に影響することが
分かってきました。



だから、
どうにかなる!
と覚悟を決めて、
一緒に気持ちよく落っこちて
行ってます(^^)v



心配しなくても、
相手がどん底に落ちたからこそ
得た気づきが浮力となって、
コーチの私と空気のある場所まで
帰ることができてます。



なかなか体力、気力のいるコーチ業ですが、
愉しいです(’-’*)♪



今もコーチングを学びつづけながら、
実際にコーチをやっていますが、
さらにコーチングの精度を
高めていきたいと!
思った昨日でした。


どんな場所でもどんな格好でも
立とうする強さを感じた
昨日のセッションでした。
2018/11/20
あなたの "専属らいふコーチ" 川島初代