リーダー看護師さん!Be happy!

スタッフへの指導を
目的論から考えてみると!


持病の肩こりと腰痛と
うまく付き合うために、
行きつけのマッサージに行ってきました。


20代からのマッサージ歴でして、
延べでいうと、
何回くらいマッサージをしたか
数えきれません。


なので、
マッサージ師が上手いか?
というか私と相性が合うかどうかは、
すぐに分かるくらい
マッサージを受ける側の
プロフェッショナルです\(^^)/


ただ、今日はちょっと
衝撃を受けました(((((((・・;)


いつものお兄ちゃんに
がっつりとマッサージしてもらい、
スッキリーっと思っていたら、、、!


「髪の毛染めてる?
染めるなら、後ろ刈り上げは止めたら?
後頭部がワカメちゃんやで!」


何と言うことでしょう。


暑がりで
首筋に髪の毛が触るのが嫌いな私は、
がっつりと刈り上げてます。


そして、
後頭部なんてチェックしてません。


彼はマッサージしながら
私の後頭部を観察していたのかー!


有り難がるのが礼儀か?
怒るべきか?


ウ~ン




ふと頭に浮かんだのは、
私が教育委員だった時のことです。


その年の新人看護師のひとりが
見事な金髪でした(*_*;


私とは部署が違ってましたが、
言わずもがな、必然的に有名でした。


その部署の看護師長も
主任も指導担当も、
順番に接遇とか看護師らしい髪色とか
なだめるように説明したらしいのですが。


でも、彼女の言い分は、


仕事には差し支えがない!
むしろ看護の手技は、他の新人よりできている!
患者へのケアに髪色が関係するのですかー❗️?


一向に金髪を変える様子がなく、
とうとう教育委員会で議題となりました。


もし、リーダー看護師である
あなたの部署のスタッフが金髪なら、
どうしますか?


恐らく答えは
幾つもあるんですよね。


今なら私も
もっと彼女の思いに添った
対応が出来たと思ってます。


コーチングも勉強していますし、
アドラー心理学も学んでいます(^^)v


そもそも、彼女が金髪にする目的は
何なのでしょう?


『原因論』でなく『目的論』なのが
アドラー心理学です。


アドラー心理学は幸福の心理学。
前向きな心理学です。


「目的は?」
と聞かれたら、答えは未来志向になります。


でも、「原因は?」
となると、
意識は過去に向いており、
出てくるのは
謝罪の言葉だったり、
言い訳が多くなります。


金髪にして
得るものは?
また、失うものは?


彼女にとって看護とは?
彼女にとって看護師とは?


入職時は普通の髪色だったらしいが、
いつ頃から?
何があったの?
きっかけは?


金髪の髪色のあなたを見て、
患者さんはどんな感じ?
(俯瞰してもらう)


等々‥。


今なら色んな質問が
浮かんでくるのですが(;_;)


だって、あの頃、
看護師長も主任も
指導する看護師も、
そして私も!!
誰も彼女の言葉の奥の思いに
焦点を当てることはしませんでした。


まさに私がコーチングで大切にしている
「思いに焦点を当てる」です。


単に言葉の表面のみに
反応していた未熟モノでした。




結局、困った管理職は、
外部講師に接遇の勉強会を依頼しました。


私もその勉強会に参加しましたが、
スタッフや患者さんなど、
他の人の目線からどう見えるか?
俯瞰してもらうやり方が主でした。


翌日、
彼女は真っ黒の頭を
スキンヘッド一歩手前の頭で
出勤してきました。


管理職にとっては、
とりあえず髪色が落ち着いたので
一件落着かもしれません。


でも、彼女が金髪にした目的とか、
きっかけは有耶無耶のままでした。




自分のワカメちゃん!
と指摘された後頭部に端を発した、
『目的論』からの接遇でした。

2018/8/8
あなたの "専属らいふコーチ" 川島初代