何分の孤独なら耐えられる?

お一人様の呟き



スマホとか携帯電話で
インターネットが簡単に使えて、
簡単に他人と繋がるようになったよね。


便利ですよね!


災害とかあった時には、
ネット環境にもよりますが
繋がれるし情報収集も容易にできる。


何か災害があると思い出すのが
オーストラリア滞在中のこと。


チェルノブイリ原発事故。


今の若い子は知らないかなあ。


うん十年前。


国際電話か手紙しか、
日本の友人や家族と
連絡をとる手段がなかった。


重量が重たくならないように、
薄い便箋に何枚も書いてポストへ。


手紙が海を渡って、
また海を渡って返ってくるので、
情報も思いも全てに時差が生じる。


慰めの言葉も
喜びの声も
ずれてやってくる。


それが当たり前やった。


だから手紙を書いて
返事が来るまでは孤独だし、
不安を抱えて待つしかなかった。


想像するしかないので、
不安が大きくなることもあった。


でも、楽しさや喜びは
待っている間に
さらに膨れ上がってきたし、
忘れかけていた楽しさや喜びの感情を
再度味わうことができた。


一粒で二度美味しい、
みたいな。


チェルノブイリ原発事故の時、
日本の友人が手紙で情報を送ってくれた。


日本はダメになるかも知れないから、
オーストラリアに残るように!


情報がなくて分からないから不安。


分からないから想像して、
ますます不安。


私の脳裏では、
見えない放射能が
日本にキラキラと降りかかっていた。


実際には見えないし想像なのに、
脳に描かれたイメージは
今でも鮮明に思い出すことができる。


まあ、日本には帰ったし、
みんなも普通に生活をしていた。


今回、北海道の地震で大停電は起きるし、
情報も十分に必要な人の手元に
届かない状況となった。


日本人は自制が利くのか、
パニックになったり
暴走するような場面は見られない。


流石や!と感心した。


でも、これからもこんな惨事が、
いつ自分に降りかかってくるか分からない。


そんな時に、
不安や孤独と上手に付き合えるか否かで、
自分を見失うことも少ない気がした。


今は何かあったら、
FacebookとかTwitterで呟いたら
すぐに誰かが慰めてくれる。


カットバンを貼った程度でも、
とりあえず、
受け止めてもらった気になる。
(勘違いとか思い込みと思うけど)


でも、カットバン程度なので、
剥がれるかもしれないし、
中でグチュグチュと化膿して
悪化するかもしれない。


一人で孤独とか不安とお付き合いができないし、
そもそも
したことがないので、
インターネットが使えないと
困るだろうなあ~。


話ずれるけど、
ちょっと時間が空いたから会わない?
みたいな投稿もみかける。


どうして、
せっかくの独りの時間を
他人と過ごそうと思うのか!?


余計なお世話だろうけど、
たまには、
孤独とか不安と付き合うことを
やっておくと良いと思うんだけど。


ひとりは孤独?ひとりは不安?
ひとりはダメ?
2018/9/11
あなたの "専属らいふコーチ" 川島初代