自分で管理できない時間
時間の使い方は私たちの自由にならない
私が最近はまっている著書が、
矢野和男さんの「データの見えざる手」です。
なぜか？
本のカバーの後ろに概略を書いてますよね。
そこに、
『生産性の向上は、従業員を「管理」するのではなく、従業員の「幸福感」やコミュニケーションを
高めることで達成する』と
書いてあったからです。
私がこだわっている「生産性」と「幸福感」、
私はワクワクと言ってますが、
この２つが目に飛び込んできました。
・・・・・・
内容は小難しい。
著者も、ここは飛び抜かして読んでも良い！
みたいに書いてる箇所があるくらいです。
なので、理解できた内容とか、
特に関心があることについて書いています。
やはり私の関心は
「生産性」からの「時間管理」です。
・・・・・・
名前は忘れましたが、
人間は「時間」は管理できない。
管理できるのは「行動」です、
と言っていました。
これを聞いた時は、
すとんと府に落ちました。
でも、世の中には凄い人もたくさんいて、
持ち時間は同じなのに「活動量」が
半端ない人がいます。
やりたいこと！やるべきこと！の
To Doリストはぎっちり。
付箋に書いて、
俯瞰して、
自分の凄さと無謀さに感無量の人もいます。
それでも、
自分はできる！と信じて
「時間管理」をして達成に向けて努力するんですね。
To Do リストに、
今日のやりたいことを5つ書いたとします。
この5つのどれに、
どれだけの時間を使うか、
私たちは自由な意思で決められると考えますよね。
だって、その為にTo Doリストを作ったし、
付箋ワークの本を見ていたら、
付箋に所要時間を書くといいよ！と
アドバイスもあります。
それのに！！
この矢野和男さんは、
自分自らが被験者となって実験して、
時間の使い方は私たちの自由にならない！と
述べています。
確かに自分の過去を振り返ってみても、
思い通りにならなかった経験が多々あります。
もちろん、
うまく時間管理ができた！全部やれた！と
成功体験もあるけど、
よくよく考えると、
その頃は体力に問題があり
自分を無理させてなかったかな・・・。
でも、時間の使い方が自由にならない！って、
ショックでないですかー？
・・・・・・
私はエネルギー保存の法則は
人間にも当てはまると思っていました。
宇宙に存在するモノは、
形を変えても別のエネルギーになるだけで、
宇宙全体の総エネルギー量は変わらない!?
みたいなことを、
子供の時に本で読んだ記憶があります。
じゃあ、自分が死んで形が変わっても、
宇宙には別のエネルギーになって存在するんや〰️、
と思ってホッとしたっけ。
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この「エネルギー保存の法則」の
エネルギーの概念が、
形を変えて今日の時間の使い方と関係がある。
私たちが1日に使えるエネルギー総量と
その配分の仕方は、
法則によって制限されていて、
私たちの意思のままに時間を使うことはできない、と
書いています。
矢野さんが着目したのが「腕」です。
1日の行動は、各1分1分を積み重ねて、
1日に約900分の活動時間が作られる。
各1分に何を行うかが決まると、
その1分の腕の動きが決まる。
何をしたかによって、
その1分に腕が動く回数が決まる。
彼は実験から、
私たちが1日の活動時間900分で、
約７万回の腕の動きを、
各1分1分に配分していることを突き止めました。
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腕の動きにも、
エネルギー保存の法則が関わってきます。
腕の動きは、無限ではありません。
有限の大切な資源です。
つまり、
緊急性とか重要性から物事の優先順位を決めたら、
優先度の高い時にはよく腕を動かすけど、
優先度の低い時は腕の動きも
少なくするんですね。
私としては、
またしても府に落ちる❗️
なぜなら、話がずれますが、
病院の委員会とか会議に参加すると、
熱心に議論に参加して、意見を出し、
問題を解決している人は、
イキイキと動いてます。
腕も動かしてますよねー！
クルクルと表情も変えて、
元気な腕の振りです！
反対に、いやいや参加しているような人は、
じっーとしていて動かない。
まるで石か岩みたいにじっとして、
椅子と同化して、
次に備えてエネルギー温存中みたいな。
良くも悪くも、
エネルギーの使う場所がふたりとも違うんですね。
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職場でのスタッフの行動を調べた結果・・・
スタッフの身体の動きが活発
↓
近くの人も連鎖的に身体の動きが活発になる
↓
スタッフの幸福度とか満足度が上がる
↓
高い生産性
この図式が目に留まりました。
いかがですか？
自分の所属する職場を
今一度、この視点から
観察してみてくださいね。
時間は管理できる？管理できるのは自分の行動