脳幹って? その③

脳幹から太古に思いを馳せる


元看護師の私は、
実は脳外科がとっても好きでした。


だから、自律神経から大幅に
話がずれ込んでます。


でも、好きなので、
さらに脳幹の説明が続きます(^^)v


脳幹は、
呼吸や睡眠、食欲、性欲などを支配しており、
生命を維持するための
機能や本能的な反射を支配してるんです。


脳幹がなかったら、
私たちは生きられないんですよ!


脳のなかで最も古い部分が、
脊髄の上の端をとり巻く形をした
我らが脳幹!
(勝手に我ら呼ばわりすみません(^^;))))


神経系を持つ生物の種は、
生物としての形は違えども、
同じように脳幹を持っています。


蛙(かえる)やとかげ、
私の最も苦手なへびとかの爬虫類は、
この脳がメインです。


多目に見て、
蛙も多少は考えてるかもしれないけど、
この原始的な脳は、
考えたり学習したりの機能は
持っていないそうです。


でも、この前、
ペットとしてみどり亀を飼ってる人が、
外に出した亀が家のなかに入りたい時は、
ちゃんとドアをガシガシすると言ってたので、
ちょっとは頭を使っているのか?


亀はさておき、
考えたり学習するのでなく、
呼吸するとか心臓を動かすとか、
自分の命を守るのに必要な機能を
前もって決められたプログラムに
したがって調節するのが、
脳幹の役割です。


よく本能のままに行動する、
とか言いますが、
まさに脳幹のみで行動して、
あんまり頭を使っていない、
そんな響きがあります(^^)


でも、
この本能は生物としての人間を強さだし、
何があってもサバイバルできそうです。


さらにおまけですが、
脳の進化は、
神経系を持つ生物に
ほぼ備わっている脳幹から始まります。


その上に、
本能的は感情、情動を支配する機能が
塗り重なってきます。


それが大脳辺縁系です。


食べられるかどうか、
性行動の対象か、
敵か見方かなどの
本能的な判断をします。


それだけではなく、
怒り、おびえ、そして恋愛などの感情も
大脳辺縁系で起こります。


この大脳辺縁系が進化し、
学習することで、
人間は進化の過程で様々な工夫を
していくのです。


そして、
この人類特有の「大脳新皮質」が
大脳辺縁系の上に発達します。


主に思考する脳といわれ、
先を見据えて計画的に行動したり、
感情を抑制したり、
相手に表現したりすることが
可能になりました。


看護学校の時に、
胎内で胎児が大きくなる過程を学びました。


単細胞の生命から始まって、
心臓が動き出し、
受精後30日ぐらいから魚類になり、
両生類になり、
手が生まれ、
爬虫類になり、哺乳類になり、
やがて刻々と人間(ヒト)になっていく。


ものすごい年月をかけて
進化してきた人類の歴史が、
お母さんの胎内で
繰り返されているんですね(*´∀`)♪


この世に生まれてきた
赤ちゃんにとって最初の試練は、
“魚”との決別なんですよ\(^o^)/


大きな声で泣いて、
肺の中にたまった
たくさんの羊水(ようすい)を吐き出し、
肺呼吸に切り替えて、
人間に生まれ変わるのです。


私たちが、まばたきをするのは、
いつも目がぬれていた
魚時代の遠い記憶が残っているからで、
陸地では乾いて痛くなるので
まばたきをして目を涙で潤して、
痛みをとるためのしぐさなんだそうです。


ボーッと遠くを見つめながら
まばたきすると、
懐かしいような
もの悲しいような気持ちになるのは、
陸地で溺れそうになっている私に、
海で暮らしていた時のことを
思い出させるのかしら(-。-)y-゜゜゜


それとも、
人間として進化しきれてない?
私って、、、(((((((・・;)

人間の体の中は宇宙のロマンを感じます
2018/11/10
あなたの "専属らいふコーチ" 川島初代