Don't think, feel!


若いと云っても25歳。


微妙な年齢でカンフーにはまっていた。


オーストラリアにワーキングホリデーで
滞在していた時、
たまたま知り合ったオージーの女性が
カンフーの指導者という偶然で、
気づくと道場ででっかいオージー相手に
型を練習してました。


その時に言われたのが、
やはり子供の頃から大好きだった
ブルース・リーのあの有名な台詞。


Don't think, feel!


Melbourneでアパートをシェアしていた私は、
意気揚々と
アパートとアルバイト先、
そして道場のトライアングルを
ぐるぐると愉しげに回ってました。


それまでスポーツ経験は全くなく、
学生の時のクラブ活動も
思いっきり文系でした。


そんな私ですが、
幼少時代より得意としていたのが、
直感による即決力。


早口も項を奏したのか?
考える前に返事して
行動に移すタイプでした。


その分失敗も多く、
その後の人生でも痛い目には遭ったのですが。


なのでオーストラリアでも、
このカンフーとの出会いは、
なにか分からないけれどチャンス(^^)/
という確信があったことを覚えてます。


たくさんの知り合ったカンフー仲間と
家族ぐるみでお付き合いさせてもらい、
表面的な旅行では体験できなかった、
オージーの一部を垣間見ることができました。


週末には近くの公園に集まり、
瞑想をしてから、
自然の中でカンフーの型を練習。


会話はもちろんオージーEnglish。


中学生レベルの英語力の私でしたが、
とにかく師匠の言葉を聞いたら、
即!ペアで型の練習をするので
危機間違ったら怪我の恐れがあります。


まさに考える暇なく、
聞いたら体が反応して勝手に動くまで、
耳と体感覚を鍛えました。


あの体験からいつも思う。


最近は始まってるみたいだけど、
学校教育を外国語で教える。


特に学校スポーツなんて
遊び感覚で英語でやってくれたら、
楽しく体で学べて一石二鳥だよな(*´-`)


私は無意識のうちに、
自分の直感を鍛える訓練を積むことが
できており本当にラッキーです。


この直感による瞬発的な判断は、
その後、看護師をし始めても役立ちました。


手術室や救急外来では、
ちんたらと考えてる余裕はありません。


感覚を研ぎ澄まして、
自分の感覚を信じて判断していきます。


ITLSなどの外傷コースの
インストラクターをしていた時も、
まさにfeel!を指導してました。


事故現場に到着する前から、
何か体で感じる
第一印象を大切にする。


「何か、ヤバイ!」


ちょっと動物的な感覚ですが、
この危機察知?危機管理の能力が
やっぱり生き抜くためには必要!
とマジで信じてる私です。


この動物的な感覚は、
私の場合、
疲れていたら上手く作動しない。


日常で感覚が落ちてるなぁと実感するのは、
料理の段取りが上手くいかない時。


休めのサインやな、
とすぐに休息モードに入ります。


あと、ちょっと人生に対して
斜に構えていた頃は、
ヤバイ!の感覚はあったけれど、
無視するという暴挙に出たこともあった。


一度目は中国で、
二度目はスペインで。


あれほどの交通事故は想定外でしたが、
何かある!の直感はあり、
スペインの時はコンタクトレンズを
外していました。


正面衝突で右眉のあたりが
パックリと切れたので、
もしも打ちどころが悪かったら
ハードレンズが粉々?


ブルブル


でも、海外で交通事故なんて
そうそうある経験でもないし、
そんな状況も面白がりながら
その瞬間に判断して、
無事に日本に帰ってきた自分は
自分からしてもおもろい。


二度目の事故の後、
主治医より
「全部を自分の体で体験してたら
身が持たないから、考えや!」


先生、感謝です(^^)v


あれからは、
痛い思いをしないように
ちゃんと想像力を働かせてます。


自分のちょっとアホで痛い人生を
振り返って感じるのは、
全部まるっと含めて自分だし、
そんな自分を愛してくれるのは自分だけという、
自分に対する愛ですね(*´ー`*)


今は看護師からコーチになりましたが、
本質は変わるもんでもありません。


相も変わらず前のめりだし、
即!手を挙げる。


瞬発力を大切にする私。


余談ですが、
私はオンラインでコーチングを学んでます。


クラスで自己紹介とか
コーチ役する人とかの順番を決める時、
新参者の私はちょっと遠慮するけど、
その遠慮は1.5秒くらい。


2秒しないうちに挙手(^^)/


先日、喉の調子が悪くて見学してましたが、
面白かったのは、
6~7秒しないと最初の挙手がないこと。


ほー!


これは違った意味での危機管理?


誰か最初に餌に寄っていくのを見守り、
罠がないか後ろから覗くという作戦なのか?


そう考えると、
私の直感というか勘に頼った生き方は、
危険はいっぱいかも知れないけれど、
上手くいけば1番に美味しいモノにありつける。


うまうま(≧∇≦)


情報が溢れている今の時代、
その情報がフェイクでないかの判断力を
養う必要があります。


たまには自分の直感や勘を磨く
ことも大切ですね。




※参考文献
齋藤 孝 すぐれたリーダーに学ぶ 言葉の力



猫の野生に直感と勘を学ぶ
2018/10/28
あなたの "専属らいふコーチ" 川島初代